オリジナルグッズの人気の理由は、大きく3つに分けられます。
調査によると、7割以上の人が「自分だけの特別感」を理由にオリジナルグッズを購入しています。
市販品では得られない、自分のアイデアやこだわりを形にできる点が大きな魅力。推し活の場では「自分だけの応援アイテム」として、企業の販促では「他にはない限定ノベルティ」として支持されています。
また、「自分らしさ」を表現したいというニーズの高まりの背景には、SNSの盛り上がりがあります。
SNS上で“自分(あるいは企業)ならでは”のグッズを投稿することで、個人にとっては注目や承認欲求の充足につながり、企業にとっては広報・PRの一環として活用できる点が、オリジナルグッズ制作の人気を後押ししています。
オリジナルグッズは、ファン同士や顧客とブランドをつなぐ「共通の話題」として機能します。
例えばSNSで推しのオリジナルグッズを制作して投稿することで、一気に仲良くなれることも。
企業にとっても「顧客との接点を増やせるツール」として活用価値が高まっています。
グッズは単なるモノではなく、体験や感情を保存する「思い出の証」として人気です。
例えば、推しのコンサートのために手作り応援うちわを作ったり、推しの誕生日に記念Tシャツを制作したり、オリジナルグッズはイベントや記念日に紐づいて制作することが多く、その瞬間の記憶を呼び起こす役割を果たし、結果的に長期的な愛着やブランドへのロイヤリティ向上に繋がります。
共同リリースによる調査データから、実際のユーザー動向を見てみましょう。
推し活層がオリジナルアイテムを作成する理由には、大きく2つの傾向が見られます。
まず、メジャーな推しジャンル(人気アイドルやアニメなど)の場合、公式グッズに加えて「推しへの愛をより強く表現したい」という気持ちや、「自分だけのアイテムをつくりSNSでシェアすることで承認欲求や優位性を満たしたい」という動機があります。
一方、マイナーな推しジャンル(地下アイドルや声優など)の場合は、「そもそも公式グッズの数が少ないため、自ら制作する必要がある」という実用的な理由が大きいと言えます。
アンケートでも「自分の理想のグッズを形にできた」という回答が多く見られたことから、グッズ制作は単なる“消費行動”ではなく、“自己表現の一環”として位置づけられていることが分かります。
さらに、地下アイドルや俳優・声優を推しているファンの中には、推し本人に直接プレゼントする目的でオリジナルアイテムを制作するケースも少なくありません。推しに喜んでもらうために、既製品ではなく手作りのグッズをわざわざ用意するという点に、ファン心理の強さが表れています。
・過去に推してた女性アイドルグループのメンバーから握手会の際に名札を付けていったり、ライブの時にうちわを持っていったら認知されました!!
・10年以上前に放送されて、今はあまりグッズも売っていないアニメのキャラクターのグッズを作って手元に置いて置けていること
・推しの名前が入った法被を着てライブにいきました!!体全体推し仕様で最高です!
・自分の好きな絵柄のキーホルダーを作れてよかった
・自分で楽しむ為だけに作ったけど現場に行って他の人にそれグッズ?とかかわいい!とか言ってくれて嬉しかった!
・自分だけの世界にひとつのグッズが作れる特別感が嬉しいです!推し本人の目にとまり、欲しいと言われてプレゼントしたこともあります♪
つまり、オリジナルグッズは「自分ごと化」「体験の共有」「特別感」の3つを同時に叶える手段として機能していることが分かります。
推し活や趣味の場面では、次のようなオリジナルアイテムが特に人気です。
一方で、企業がマーケティングや販促活動にオリジナルグッズを導入するケースも増えています。
こうした工夫により、単なる「配布物」から「顧客の心に残るブランド資産」へと変化しています。
モノが溢れる時代だからこそ、求められているのは「手にした瞬間の喜び」や「思い出と結びついた体験価値」です。
この両面から支持を集めるオリジナルグッズは、今後さらに広がっていくでしょう。
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