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Webデザインシミュレーターとは ~Webデザインシミュレーターを導入するメリット・デメリット~

作成者: コラム運営|2023.9.8

Webデザインシミュレーターとは

まず、デザインシミュレーターとは、デジタル上で商品デザインをエンドユーザー様自身が作成し、確認するシステムです。中でも「Webデザインシミュレーター」はブラウザ上で利用できるシステムです。使いやすく、かつ商品デザインが確認しやすいシミュレーターをサイトに搭載いただくことで、受注までのプロセスが簡素化され、時間やコストの削減につながります。

Webデザインシミュレーター導入の4つのメリット

メリット① デザイン業務工数削減

オリジナルグッズ作成で一番工数が読めない工程、それはエンドユーザー様とのデザインのやり取り。デザインを提出して、修正して、提出して、修正して…これが何度も繰り返されます。Webデザインシミュレーターは、エンドユーザー様自身でいろいろなデザインを試すことができるため、デザインに関する工数(ヒアリングや修正作業、それに伴うやり取りなど)を大幅に削減できます。

メリット② 販路拡大

Webを通じて全国から注文を受けられるため、販路を拡大し、認知度を向上させることができます。

メリット③ 購入前に完成イメージを確認できる

「イメージ通りのものが届くだろうか…」購入前のエンドユーザー様は常に不安です。
それがもし大切な人への贈り物や大量発注するのであれば尚更です!
Webデザインシミュレーターは完成イメージを確認しながらデザインできるため、このようなエンドユーザー様の不安も取り除くことができます。

メリット④ ミスを未然に防ぐ

紙のオーダーシートの場合、注意書きをしておいても確認されていないがゆえに誤った選択や記入漏れがたくさん…なんてことも。
Webデザインシミュレーターでは、選択肢や必須項目などの制御ができます。人為的なミスがなくなるため、再確認やお客様への確認を最小限にし、効率よく進めることができます。

Webデザインシミュレーター導入の4つのデメリット

デメリット① システムに慣れる必要がある

操作するにはパソコンやシステムの使い方になれる時間が必要です。
そのため、慣れるまでには業務が滞ることも予想されます。
繁忙期に被らないように導入するなど無理のないスケジュールを組みましょう。
また、登録代行や登録支援をしてくれるシステム会社も多くあります。

デメリット② システムに運用を合わせる必要がある

紙記入でなくなる場合、これまでの手順では業務が行えなくなります。
どこまでをシステムに置き換えるかなど、現場のITスキルを加味して無理のない範囲で導入を進めましょう。

デメリット③ コストが必要

Webデザインシミュレーターは導入費用に加え、月々のランニングコストも必要になる場合が多いです。ただし、安価であればよいというものではありません。
更新費用がどれくらいかかるか、ブラウザのアップデートに対応しているかなど先を見通して長く使用できるサービスであるかを見極めましょう。

デメリット④ 全てのエンドユーザー様が利用できるわけではない

注文がWebからになるため、エンドユーザー様が注文する場合、PCやスマートフォンなどの端末とWebに繋がる環境が必要です。そのため、そのような環境がない方や端末の操作に慣れていない方からの注文は難しくなります。
店舗に端末を設置したり、分かりやすいUIにするなど工夫が必要になります。

失敗しないWebデザインシミュレーター選定のポイント

ポイント① 直感的に操作できるインターフェース

Webデザインシミュレーターは、直感的に操作できることが重要です。初めて訪れたエンドユーザー様が最後まで迷わず簡単に操作できるインターフェースを選びましょう。

ポイント② デザイン決定後のプロセス

Webデザインシミュレーターのみでも効果はありますが、将来性を考え、ECカート連携、基幹システム連携など他システムと連携できるかを事前に確認しましょう。他システムと連携することで更なる作業効率化に繋がります。

ポイント③ 制約条件への対応

製造過程で考慮すべき制約条件をシミュレーター内で設定ができるかを確認しましょう。
たとえば、ユニフォームのデザインにおいて、ロゴとの重複を避けるために同じ色を同時に使用できないようにしたり製造上難しい組み合わせをシミュレーター内で防げるかを確認してみましょう。これにより、注文後のエンドユーザー様への確認連絡や混乱を防げます。

ポイント④ 運用コスト

エンドユーザー様向け商品は年間を通じて何度も変更や追加、廃盤が発生する場合があります。その際にかかる費用も考慮することが大切です。
お客様自身でデータを修正できる管理画面がついたシミュレーターもあります。これにより、ベンダーを介さずに自社で素早く対応できるため、頻繁に更新がある場合に便利です。更新頻度が高い場合は管理画面がついたシミュレーターをまず検討しましょう。